毛髪の質を改善する効果が期待できる成分に、「ビオチン」というものがあります。
ビオチンは、髪の毛に栄養を与えることで、発毛を促したり、髪の毛を強くして抜け毛を減らす働きがあるとされています。
また、髪の毛だけでなく肌を健康に保つ働きもあります。
ビオチンが不足すると新陳代謝が悪くなり、肌が荒れたり、アトピーが悪化したりします。
さらに、髪が抜けやすくなったり、髪自体が弱くなってしまうので、髪のパサつきの心配もあります。
ビオチンが不足した状態が長い間続くと、白髪になってしまうこともあります。
1度白髪になってしまうと黒髪に戻ることはかなり難しいですが、ビオチンを十分に摂ることで、髪の色が元に戻ることがあります。
ビオチンはビタミンB群に分類され、肉類、魚類、野菜、乳製品など、数多くの食品に含まれています。
そのため、普通の食事を摂ってさえいれば、特に不足してしまう栄養素ではありません。
ただし、生卵の卵白に含まれる「アビジン」というタンパク質がビオチンと結合する性質があるため、食べ過ぎるとビオチンが上手く摂れなくなってしまいます。
生卵を1日6個以上食べるとビオチンの急性欠乏状態になってしまい、さまざまな問題を引き起こすことがあります。
ビオチンはレバーや卵黄、チーズなどに多く含まれているので、不足しているかもと感じた場合は、このような食べ物を意識して摂るといいでしょう。
しっかりとした食事を摂り、髪のパサつきや抜け毛を防ぎ髪質の改善に役立てましょう。
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