本当に円形脱毛症って必要なのか?
「何か心当たりはある?」私:えぇ…まぁ…
「いつ頃からかな?」私:えぇ…そうですねぇ…
「今はどうかなぁ?」私:えぇ…まぁ…
そんな誰にも見えぬ心の中のカウンセラーとのやり取りが私の脳内では繰り広げられている。
“悩み無さそう~”
なんて言葉を過去何度となく言われた事も有りますがどんより暗い重たい雰囲気を醸し出すことなくあっけらかんと明るく見えているなら本望です。
が世の中何も考えずお悩みなくして過ごされている方はいかほどおられるのでしょうか?
はい41歳双子座。
この度わたくし円形脱毛症が発覚致しました。
本人気付かぬ間にハゲまして本人気付かぬ間にまた生えだした模様です。
娘同様私も先日美容室TOWAにてカットとカラーを。
18歳から髪を委ねるスタイリスト櫻井氏は私の後頭部のハゲちゃびんを優しく教えてくれました。
もう生えてきているから大丈夫と私が余計な心配をし過ぎぬように優しい言い回しで。
気にしすぎるのも良くないと言うしね。
とはいえ帰宅後スマホで写真を撮ってみるとなかなかの大きさのハゲちゃびんでした。
まぁ~41年生きていれば悩みの一つや二つ有りますからね。
思い当たる出来事もまぁまぁ検討もつきますしね。
体は正直。
無理も溜め込み過ぎも良くないよと後頭部のハゲちゃびんがそう教えてくれました。
さてさてそんなハゲちゃびんは人目にもつかぬ場所ですしあまり気にしすぎずNewカラーとスタイルを楽しんで行こうかと思います。
超ロングが懐かしいですが最近はもっぱらショートボブ。
カラーも綺麗に仕上げてもらいました。
ハゲちゃびん女とは気付かれぬよう今日も笑顔でまいりましょう。
円形脱毛症の大合唱
もともと髪をいじる癖はあったのかもしれない。
最初はリビングに居づらくなって、自室に篭るようになってから抜き始めたと思う。自室にはテレビもパソコンもなかったので、暇でなんとなく髪をいじる延長で、なんとなく抜いていたのが、抜かないと落ちつかなくなって、止まらない。
でも、そんなに危機感は持ってなかった。「ダメな癖だなあ〜」ぐらい。
でも、だんだん癖はひどくなって、
ボーっとしてると、いつのまにかいっぱい抜いてしまってて、落ちた髪の毛の量にびっくりしていた。
帽子をかぶってみたり、手袋をしてみたけど効果なし。
なんとなく薄くなってきて、私は分け目を変えて髪を結んで家族にもわからないように隠してた。
でもだんだん隠しきれなくなって、ある日、家族に見つかった。
母に「あれ?10円ハゲ?」と結んだ髪をめくられた時、中から大きなハゲが見つかった。
母は
「何これ?どういうこと?いつから?こんなハゲできてたのよ!何これ?ストレス?円形脱毛症?ずっと隠してたの?」
と、大きな声をあげた。
「大丈夫、ちょっと抜いちゃって、癖になっちゃってさ。」
と、言い訳しながら私は悲しくなって、ポロポロ涙をこぼすと、
父が来た。
父は私の頭を確認すると
「ごめんなー、本当にごめんなー、気がついてやれなくて、お父さん最悪だな、ごめんな、病院行こう。きっと治るから、大丈夫だから!」
と、おいおい男泣きをした。私は父が泣いたところを始めて見た。
思い出すと、この事があってから、父との関係は改善していったと思う。父は必死に調べて、私を大学病院に連れて行った。(病院に行くのも一悶着あったが、父の鬼気迫る感じに私は諦めて車に乗った。)だが、大学病院でも大した治療は出来なかった。
良くなったり悪くなったりを繰り返したが、不思議と私の髪を抜く回数は減っていった。それでも2年ほどは落武者状態だった。
今でも抜く癖はちょっとあって、ストレスかかると抜いてしまいます。さすがに薄くなるほどはやりませんが。