森が心配です。海が心配です。びしょ濡れが心配です。
山の日含めた3連休を利用して、大人の1泊2日釣り旅~♪
ヤンヤヤンヤ♪
行き先などお仲間とヤンヤ相談しながら、結局は2日間館山湾となりましたとヨー。
で、その1日目!
日の出 4:56
日の入 18:35
中潮
満潮 6:44 19:33
干潮 0:55 13:07
相方宮ちゃんは参戦できず、お友だちのBIG先生に乗っていただきます。
BIG先生は自分のボートがありますが、ゲレンデが例のズブズブ浜(「ふかふか浜」だとメルヘンなイメージですので、よりリアルに表現)ですので、二人で乗り合いにしたのです。
明日は宮ちゃんが合流しますので、BIG先生は自分のフネを出す予定なんですよ。
前日21:00
ボチボチ積み込み準備するかなー、なんて思い始めたころ、雨の音が……
えーっ!もう降ってきたの?
予報では11、12日とも、雨が降ったり止んだり。行くか止めるかBIG先生と相談した結果、行くことにはしたものの、この雨では心が挫けそうになります。
0:00
雨がやや小降りになったのを見計らって、積み込み準備。
雨足は強くなったり弱くなったりで、結局びしょ濡れになって、1:00に準備完了。
1:40
出発。
遅くなりましたが、大丈夫。今回はアクアラインを使うんです。
今までは高速代を節約するため、首都高与野~千鳥町、そして千葉市内を経由して下道で175km走ってましたが、アクアライン経由なら120km。
ハイエースの燃費がリッター7kmなので、アクアラインの料金とほぼ同額になります。
距離、時間が短くなるなら、利用しない手はない!問題は帰りの渋滞くらいかなー。
それも千葉~市川の渋滞を考えれば、むしろ楽チンかも。
4:00
到着。
やっぱ早い。2時間ちょいです。すばらしい。まさにワープです。
5:00
BIG先生到着。
霧雨の中、準備しますよ。
出てしまえばこっちのもんです。
雨の中準備するのと、出してから降られるのは、まったく似て非なるものです。
5:40
カッパを着込んで出発でーす。
私は海パンですが、BIG先生はウェーダー。暑くないかな?
どですか!
魚探スタンド。
船底が平らではないので、少し傾きが出てますが、サイズはイメージ通り。われながら上出来でございます。
んがっ!
ご機嫌が悪く、魚探が立ち上がりません。
やれやれ……
BIG先生のtabで、海釣図を見ながらポイントへ向かいます。
BIG先生ありがとう。助かりました。
私はいつもの通り、タイラバと深場釣り。
BIG先生はスロジギとタイラバです。DEEPタイラバもお手のものだそうです。
6:00
まずは、たぶん○○根そばの70m辺りでタイラバスタート!
※魚探がそんなわけですので、今回は全般的にポイント、水深はあやふやです
雨は止むようで止まない、霧雨~パラパラ小雨。
風は2~3m、波は穏やかで、雨を除けば釣りやすい海況です。
あれっ?いけね!
タイラバのネクタイ・フックセットを入れたボックスを車に忘れてきました……
たまたまタイラバヘッドのボックスに入れてあった、とっておきの宮ちゃんからもらった手作りのラバーセットがあったので、これを使うしかないですね。
でも結果的にこれが良かったのです。
6:10
2~3投目。
着底からの巻き始めで、コッコッコッとアタリ!
一瞬間をおいて、ぐっと竿先が入ったときに、大きくスウィープして合わせます。
「よしっ!乗った!」
幸先良いでゲス!
ゴンゴン!と突っ込みを見せるのは、本命?
こんだけ大騒ぎして、マダイじゃないと恥ずかしいですよねー。
簡単に上がってきますので、サイズはそんなでもなさそう。
ウキャキャキャ!
キレイなマダイ!
ギリキープの30cm
6:20
中層でカッカッ!とアタックしてきたのはサバフグ。
BIG先生は、スロジギタックルを3セット持ち込んでのチャレンジ。
水深に合わせて使い分けるんですって。こだわればもっと必要みたいですよ。
何だかバスプロみたいではないですか。
そんなBIG先生、一度タイラバでハッキリアタリが出ましたが、
「おおっ!」
と反射的にアワセを入れてしまい、スッポ抜け。
ついやってしまいますよね。
○○根を2度流し、深場へ移動です。
8:20
何となく、テキトーにフネを停めたのは、水深250m辺り。
今日は潮も効いていないので、オモリは150号でいいかな。
いつもの5本針でいきましょう。
いけね!水中ライトを車に忘れた。
毎回何かしら忘れます……
1投目。
今年はピアの当たり年です。
深場はまともな釣りができていません。
どうか今日は出ませんよーに!
しかしBIG先生はピアを釣ったことがないので、今日は1枚釣りたいそうです。
1枚と言わず、何枚でもドーゾドーゾ!
深場のエサは、ホタルイカと冷凍イワシを買ってきました。
ラインはほぼまっすぐ落ちていきます。
やがて着底。2m底を切ります。
と、いきなりゴンゴンゴン!と明確なアタリ。
「おおっ!いいね~!」
巻き上げ開始。
ハッキリしたアタリだったので、ピアかと思いましたが、暴力的な引きはありません。
比較的大人しく上がってきます。
時々思い出したように、グングングンと存在をアピールします。
「これ、ひょっとしますよ!」
そしてフワーッと上がってきたそいつは、
赤い!
ベベーーーン!
ドカーーーン!
チョー久しぶりのアカムツ!!
自己記録更新の41cm!
チョーうれしい!!
マンモスウレピー!!
雨に負けずに来て良かったなぁ。
家で寝てたら出会ってませんからね。
しかしその後、PEの高切れ2回。
1回は、魚が乗ったのを確認して巻き上げていたところ、フッと竿先から重みが消えたんです。
怪しいなーと思ったら、先っちょ20m分ほどPEが切れてました。
スミヤキ?サゴシ?
仕掛けをつけ直し、予備の200号オモリを投下。
今度はうっかり根掛かりしてしまったとき、ブツッと抜けた手応えがあったのですが、またしてもPEが20mくらい切れてしまってました。
安物だから、劣化してるんでしょうか。
10:00
お待たせしました。
BIG先生の出番です。
「ん?何か重いぞ。これ掛かってるのかな?」
200m辺りのDEEPスロジギで、ようやくヒットです。
やりとり中のBIG先生。
ムービーを撮り始めたんですが、DEEPだからなかなか魚の姿が見えません。
やがて見えてきたのは……
ムッ!
赤い!
やった!
赤は赤でもオニカサゴ!
しかもデ
カい!
40オーバー!キロアップ!
館山湾ではあまり見掛けないサイズです。
さらにすごいのが、ジグの2本のフロントフックのもう1本に、おチビですがクロムツがついてました。
高級魚の一荷釣りです(笑)
BIG先生、やることがしゃれてます。
マダイ、アカムツ、オニカサゴ、クロムツと、数は少ないですが、本命が続いています。
いやー、いい日です。
しかし、ドラマはまだ終わりません。
10:40
流れのままに、水深は80m(たぶん)。
タイラバに切り替え、再びマダイ狙いです。
ほどなく、モゾッのあとに、ゴツゴツ!とアタリが。
「よし、来い来い来い来い」
グググーッと、引き込んだところで、大きくアワセます。
しっかりと乗りました!
いきなりドラグが滑ります。
「ナイスなサイズですよ~!」
ゴンゴン突っ込むのは本命です。
このやり取りが気持ちいいんですよね~。
ゆっくり回りながら上がってきたのは、赤い本命。
52cmのマダイ!
食べて美味しいサイズです。
気持ちいいですねー。
雨なんか全然気になりません。
10:50
まだ続きます。
再び私のタイラバ。
着底して、巻き上げ開始してすぐアタリです。
アワセもバッチリ。
こうなると笑いが止まりません。
サイズを確認するために、竿で溜めてみましたが、数秒間相手もグッと踏ん張って、あたかもプロレスの試合開始直後、お互いが両手を組み合わせて力比べをするみたいな具合になりました。
ひとつテンヤもそうですが、PEの0.8~1号に16~20ポンドのリーダーが標準のタイラバも、力業ではなく、相手との駆け引きが重要です。
対等だとは言いませんが、より相手のパワーをうまく吸収する必要があるのが面白いじゃないですか。無理すると切れてしまうし。
慌てることなく、しっかりとイニシアチブを取って、対峙している瞬間がものすごく楽しいんですよね。
ドラグを調整しながら、慎重に巻き上げます。
これはひょっとしたら、自己記録65cmを更新することになるかも……
「来たぁ!でかい!」
記録更新はなりませんでしたが、破顔一笑大股開脚の61cm。
口から10cm以上の白いものが垂れ下がっており、よく見たらイカのゲソでした。
いいもん食べてますね~。
どーでもいいことですが、なんでいつも私はこんなに大股開きなのかと考えましたら、取り込んだ魚を足元に置くと、必然的にインリンオブジョイトイになるのですよ。M字まではいきませんが。
でかすぎてイケスギリギリです。
笑いが止まりません。
うまく行きすぎです。
こいつはうまく行きませんが。
結局終日沈黙を守りました。
スティーブン・セガールもビックリです。
気づいたら、ほぼ雨は上がっています。
ますます快適ですね。
11:30
回収のために中層から巻き上げたタイラバを引ったくるアタリは、
イナダ手前のワカシちゃん。
今年初です。こんにちは。
ワカシの割にはいいボディしてますね。
もう雨は降らないみたいなので、夕マヅメまで粘ることにしました。
BIG先生にマダイを釣っていただかないとね。
13:10
またしても私のタイラバにゲスト。
アヤメカサゴ。
尺未満なのでリリースしようかと思いましたが、BIG先生が持ち帰ると言うことで、キープです。
BIG先生、釣りもそうですが、食にも並々ならぬ興味をお持ちです。
晴れ間は出ないものの、暑くもなく快適。
濡れたカッパもほぼ乾きました。
結局、午後は清々しいくらいに釣果なし。
16:00
沖揚がり。
また明日頑張りましょう!
浜に千葉の父、漁師のおじさんの姿がありました。
クーラーの中身を見せて、自慢しまくり。
二人掛かりでヒーコラ言いながら、ボートを引き上げ。
明日天候次第ではボートを出さないかもしれないので、ひとっ通り片付けておくのです。
18:30
ばんやで汗を流します。
BIG先生は初めてだそう。
19:20
お久しぶりね!の住吉飯店で晩ごはん。
私は鶏そば、BIG先生は肉そばで腹パンです。
浜に戻り、車中泊。
BIG先生の車はボートと釣り道具で荷物満載のため、私のハイエースで寝てもらいます。
後ろを片付けて、わずか60cm幅ですが、一人分のベッドスペースを作ります。
私はセカンドシートを倒して寝床にします。
21:00(たぶん)
ふたり泥のように爆睡。
明日も釣れるといいなー。
つづく。