迫力 いいことあるぞ~
迫力 信頼される安心を、社会へ。
投稿したように・・・
今回は予定が合わないのではないかと危惧した“魔都夜曲”ですが、何とか観に行くことが出来ました
ブリーゼで当日券を買ったことがなかったので勝手も分からず、チケットはどの程度残っているのかなぁ??と到着まではかなり不安でしたが
劇場前で並ぶこと数分・・・
当日券は開演1時間前の11時に販売が開始。
順番に案内されて、座席表を見ながら丁寧に詳細を教えていただけました(´∀`)
席は2階席となりましたが、無事にS席をゲットです♪
1939年、上海。
当時の上海はフランスやイギリス、アメリカ、日本などの列強の租界地として異国情緒が溢れる都市となっていた。
人々の思惑や欲望を飲み込む多国籍の都市は“魔都”とも称された。
その都市にある男が降り立つ。男の名は白河清隆(藤木直人)。公家の血を引き父は日本政府の要人、諸国を遊学し、芸術に親しみながらも遊興に明け暮れていた。
上海には、父からの指示で来たのだが、相変わらず遊び歩く日々。
その清隆の前にある二人の兄妹が現れる。
中国人の父と日本人の母を持つ、周志強(チョウ・チーチャン/小西遼生)、周紅花(チョウ・ホンファ/マイコ)。
清隆と二人の間には次第に友情が生まれていく。
紅花は清楚な外見からは予想がつかない自由奔放な一面ものぞかせ、清隆はそんな紅花にいつしか惹かれてゆく。
しかし、ふたりの恋には、それぞれの宿命が待っていた。
志強と紅花にはある秘密があったのだ・・・。
(公式より)
出演
白河清隆 藤木直人
周紅花 マイコ
周志強 小西遼生
川島芳子 壮一帆
鹿取良治 松下洸平
李香蘭 高島菜七/浜崎香帆(Wキャスト)
新田日出夫 橋本さとし
山西淳/村井國夫/コング桑田/中谷優心/村上貴亮/前田悟/
板倉チヒロ/田鍋謙一郎/奥田達士
秋夢乃/春風ひとみ/キッド咲麗花/吉岡麻由子
開演前から舞台上でジャズの演奏に合わせて歌う演出があって、私が客席に入った頃にはかなり良い雰囲気になっていました。
ここだけだとまるでジャズライブにやって来たような・・・ディナーショーにやって来たような・・・ムーディーで不思議な感覚になります(笑)
この後に『枚方が生んだスター』という紹介で橋本さとしさんが紹介されているのも面白かったです
開演前の諸注意も個性的ですね((´∀`))
「昨日のお客さんで携帯が鳴ってる人がイタヨ~!お客さん恥ずかしそうにシテタヨ!だからチャンと電源からキッテネ!」
と黒人メイクで片言風味(時々関西訛り)なコング桑田さん
開演前のおしゃべりだけではなく、二幕冒頭でも活躍(?)します。この方と橋本さんのお陰で一幕も二幕も良い感じに1939年にトリップすることが出来ました(* ´艸`)
今回は“フランケンシュタイン”で拝見した小西遼生さんが気になり観に行ったんですが、ストーリーも楽しめますね。
第二次世界大戦前の史実をモチーフにしたオリジナルストーリーだそうで、実在の人物 李香蘭や、“東洋のマタ・ハリ”として川島芳子も登場しています。
ジャズの生演奏に合わせて色々な歌が聞ける音楽劇、どの曲も素敵でした
主演の藤木さんはテレビで拝見するイメージしかありませんでしたが、舞台で見てもスラッとしたイケメンです(笑)
そして生の声を聞くと、思っていたよりも声が高く感じました。役に合わせて声色を変えていたんでしょうか
喋り方も終始のんびりとしていて余裕がある感じというか、柔らかい雰囲気がありますね。
テレビでも落ち着いて喋る印象なので、元々穏やかな方なのかも知れませんが公家のお坊ちゃま感が凄く出ていてピッタリだなぁって思いました
周紅花役のマイコさんもお嬢様感が出ていて、志強役の遼生さんとの息もぴったりセリフも聞き取りやすかったです♪
遼生さんは冒頭ではニコニコと人の良い中国人でしたが、一幕終わりから少しずつ裏の顔も見えてきて
マイコと二人きりになってからのガラッと変わる演技が凄いですね。どちらも笑顔がサッと消えて恐いです・・・
アクションシーンも本当に殴られてるみたいで迫力満点!
今回は片言の日本語を話す中国人の役ですが、日本人が考える「中国人で~す」という感じの訛りではなく、自然な訛り方でお話されている風に感じました。
最初は兄妹設定なので妹想いの兄らしく振舞っているのに、のちに男女の仲と素性が知られてからは、ちゃんと男の顔になっていたのも印象的です。
そして川島芳子役の壮一帆さん!!
男装の麗人役がめちゃくちゃカッコ良かったです(*´ω`*)
チラシの画像よりも短髪になっていますが、さらに正体不明で妖艶な雰囲気が出ていまして・・・あまりに様になっているので、幕間に気になって調べたほどです(笑)
やはり元宝塚の方なんですね~
二幕ではあるシーンで真っ赤なチャイナドレスを着て登場するんですが、そちらも美しい・・・
東洋のマタ・ハリとのことで、来年上演される“マタ・ハリ”繋がりで柚希礼音さんが浮かびました。
李香蘭役の浜崎香帆さんも綺麗な歌声で、《蘇州夜曲》という歌がとても良かったです(´∀`)
橋本さとしさんの役はジャズクラブのマスター。
ミステリアスかと思ったら人間味のある役で、所々で笑いもあってカッコいいマスターでした。
松下さんはジャズクラブのピアノマンの役でした。
ある女の子を一途に思う内気な好青年です今回初めて拝見しましたが・・・
やっぱり松下さんは“スカピン”のアルマン役にかなり期待が持てる可愛い弟系キャラですね(笑)秋が楽しみです(*´艸`*)
基本的にバットエンドが苦手なので二幕はドキドキしながら観たんですが、どうしようもないラスト・・・という終わり方ではなかったので救われました
遼生さん、かなりカッコいい男の役ですね最後のプチソロも素敵でした~
カーテンコールは5回程あって、1回目ですぐにスタンディングオベーションになりました。
千穐楽ということで藤木さんからご挨拶があり、
『今回はキューブの20周年記念公演でしたが、社長がかなり気に入
ったようなので(笑)25周年にも是非何かやりたいと言っています』
というような事を仰っていました
カテコでは壮さんが何故かず~っと劇中で渡されたバラを持っていたのも(遼生さんも気になったみたいで、チラチラ見て何か話掛けていました笑)
藤木さんの横でニコニコ話を聞いている遼生さんとマイコさんも可愛かったです。
そういえば遼生さん・・・3回目で奥に捌ける際にセットの階段に躓いて、藤木さんに笑われていました( ´艸`)笑
カテコでもコング桑田さんのキャラが面白くて、
幕間ネタだった『ど~ん』をキャスト全員で言うシーンもありまして拍手は止まりません
5回目頃には何をしたらいいのか戸惑う藤木さん達なのでした(笑)
今回はお盆のこの時期に“魔都夜曲”を観ることが出来て良かったです。色々と考えさせられることも多い作品でした。
いつも悲しいシーンは出来るだけ見たくないと思ってしまう私ですが・・・同じ事を繰り返さない為にも、きちんと目を向けないとダメな事もありますよね
二度と悲しい戦争を起こしてはいけない。
終戦から72年。
平和な時代に生まれて、自由に生きられる今に感謝して日々を過ごしていきたいです。