米沢牛 花は人を磨きます。
服部真澄さんの「深海のアトム」を了読して。
憧れの気持ちを持っていた東北について、2011年3月11日に津波と大地震に遭った以後を考える一つのきっかけになる読書となりました。
2000年頃に旅した東北の裏磐梯、仙台市、相馬市、将棋の町の天童市、米沢牛のお店、松島市の駅の周り、花巻市の宮沢賢治記念館を思い出しました。
タブレット端末、科学の最先端が出てくる現代の小説に、古風な人物と風習が混在している小説の構成は、スタンリー・キューブリックの世界観を日本を連想させる舞台で成立させている、と思います。
金融用語のレバレッジという言葉は、「ディール メイカー」という服部真澄さん著作の小説に登場していました。
テコというツールが語源の言葉です。
金融工学の世界にとどまらず。
最先端の科学、民と官どちらとも大きな組織、権力のあるところ、膨大な財源、マスメディア、等にもレバレッジを手に取ろうとするアクティブな意思が働くと、歴史から学べます。
兵器転用もできる使用済み核燃料は国防の観点から必要、という含みのある、原子力発電だと私は思います。
しかし、安全、生産、経済、地球環境、博愛には反していると思います。
安全、生産、経済、地球環境、博愛に真摯に向き合ったエネルギー政策にレバレッジを効かせることは、人間の活路になると思いました。
放射能を軽減する研究は後書きに紹介されていました。
深海のアトム (単行本)1,836円Amazon
深海のアトム 上 (角川文庫)907円Amazon
深海のアトム 下 (角川文庫)907円Amazon
米沢牛 日本って、おじさんとおばさんの国なんだ。
たろパパさん(@1022hayato)がシェアした投稿 - 2018年Aug月12日pm7時28分PDT