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「料理テク」を捨てると
生意気にも書いてみましたが、
私は料理の
基本のテクニックすら知りません。
果物の切り方も自己流です。
?
桃はいつも皮ごと食べます。
食材に対して愛情があれば
「かさまし」「?に見える」
「?にそっくりの食感」は
求めなくなる気がします。
私はちくわとかかまぼこが
好きではありませんでした。
お土産とか何かのついでに
入っているものと考えていました。
「買い物労働」を減らすことに
全力を尽くし、冷蔵庫を隅々まで
見渡す習慣が身につき、
頂いたかまぼこに出会いました。
何もせずにフライパンに油をひいて
焼いて食べたら
激しい美味しさでした。
１対１で向き合えば迫力をもって
迫ってきます。
?
水道水もとても美味しくて
大好きです。
「ちくわ」も穴にきゅうりを入れたり
あなどって生きてきました。
そのままフォークとナイフで
食べたら一番美味しく感じました。
飾らないままの食材を愛し始め、
ますます調理時間は
短くなっています。
人参、下味なし。
味付けは市販の白だしだけ。
多めの油で炒めたナスを冷やし
トマトと混ぜて塩をふった冷製サラダ。
自分のトマトの切り方に呆れます。
枝豆。茹でて塩。
そばを麺つゆと酢でさっとあえて
稲荷そば。冷蔵庫に入れておやつ。
残ったご飯をおじやにして
梅、頂き物の韓国海苔。
「料理テク」を捨てて
ひた走っています。
そのままに近い料理に向かって
迷走していると、自分の味覚が整い、
体調も、家計も整ってきます。
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炒めて塩だけ。
料理テク、調理器具、調味料も
減らしたら負担が減り
楽しめるようになってきました。
小学生の頃、
男子が頭で「ゆで卵」を
割っていたことを思い出し、
自分の頭で割ってみたら、
案外硬くて驚きました。
今一番好きな料理は「ゆで卵」です。
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