アルトのすみからすみまで徹底研究
↓クリックで投票完了↓
今日のテーマは市販でも販売されている
『ピーリングジェル』
というやつです!
化学薬品を用いて行う本来のケミカルピーリングは、
→
で解説しているように
強力な皮膚腐食剤を使用して皮膚表面にダメージを与え、
そのダメージの自己再生機能を応用して健康な皮膚を作り出すことを指しました。
しかしこのピーリングでは皮膚を腐食する強い薬(グリコール酸やサリチル酸)を30%とか50%とかの超高濃度で用いています。
こんな強い薬が普通に市販されているはずもなく、
上のホントのケミカルピーリングは日本の法律では素人が一人では出来ないもの(お医者さんにしてもらうもの)とされているのです。
じゃあ市販されている『ピーリングジェル』って、一体何なの?
というお話をしたいと思います。
◎というわけで買ってきました!
買ってきたのはピーリングジェルでは大人気の『ロゼットゴマージュ』と
『デットクリア ブライト&ピール ピーリングジェリー』
- ¥1,296
- Amazon.co.jp
です!
一軒目のドラッグストアにはロゼットゴマージュが売り切れているという大盛況ぶりでした。
そんなにみんな使ってるんだ…、、とちょっと戦慄しました…(意味深)
とりあえず細かい説明は後にして、
コチラの商品はどちらも似たような商品なので
まずはロゼットゴマージュを代表として見ていきます。
ふ~むふむ、
なんでも「フルーツ酸の働きで古い角質をとり、ピーリング作用でざらつきをとってお肌をつるつるにします。ソフトなジェルタイプでお肌に負担をかけません。」とのこと。
う~ん…まぁ、まだツッコまないで置こうと思います(^_^;)
なるほどピーリング作用があると明記されているので、
こちらは「ピーリングジェル」ということで良さそうですね。
◎とりあえず使ってみます!
被験者は僕の左手の甲です。
ここにジェルをちょっとだけ出します。
説明にあるようにクルクルマッサージしてみます。
軽くクルクル後がこちら↑。
あんまり変化無いような…?
もうしばらく続けてみます…。。
…すると!
なんだか白いカスのようなものが・・・、、
もうしばらく続けると、、
いっぱい出てきた!!
消しゴムのカスみたいなものがポロポロ出てくる!!
なるほどこれが
『老廃角質』!!
つまりピーリング効果によって肌の表面を弱くして、古い角質を剥がしてくれた、、
そういうことなんですね!(^O^)
洗い流すとツルツルすべすべ!
古い角質が無くなるだけでこんなにツルツルに!!
すごいぞピーリングジェル!!\(^O^)/
…っていうのが普通の人の反応なんでしょう。
でもかずのすけはそんなに素直な子じゃないので、、、(笑)
ここでひとつ面白い実験をお見せしましょう。
◎「ゴム手袋」つけてやってみた
まぁゴム手袋ですからね…。。
「角質」なんてあるわけないです。
(ちなみに右手もゴム手袋してます)
ですよね?
乗せます。
そしてクルクルします…。。
クルクル…。。。
…!?!?!?
ん????
なんか出てきた!!
これはどう見てもさっきやったのと同じ、
「白いカスカス」
ではないでしょうか・・・??
角質がないゴム手袋の上に、次から次にカスカスが出てくるではありませんか。
もしこれが「老廃角質」ならば、ゴム手袋の上に発生するはずはありません。
つまりこのカスカスは、
はじめから老廃角質なんかじゃない
ということになります。
◎「ピーリングジェル」で出てくるカスカスは老廃角質じゃない。
実はこのカスカスは老廃角質などではありません。
ピーリングジェルの基本成分構成を見れば、
その答えが分かります。
この商品の成分は上から、
水、グリセリン、ステアルトリモニウムクロリド、エタノール、カルボマー…
となっています。
そしてこのカスカスの正体はズバリ『カルボマー』です。
カルボマーは「ゲル化剤」と呼ばれる成分で、
ジェルのテクスチャーを作るために『オールインワンゲル』などによく用いられています。
そしてオールインワンゲルを使ったことがある人の多くは体験したことがあると思います。
ゲルは相性の悪い化粧品などと一緒にすると、
いきなり「モロモロ」などと呼ばれるカスを生じることがあるのです。
つまり、
オールインワンゲルの「モロモロ」と
ピーリングジェルの「カスカス」は実は同じものなのです。
ピーリングジェルはわざとカルボマーの配合量を通常のゲル化剤の配合適正量より多く配合してあり、
少しの摩擦を加えるだけで不溶化したゲル化剤が絡まり合ってカスカスを生じるように設計されているのです。
(オールインワンゲルの場合は下手な処方構成の安物に起こりやすいです)
よって老廃角質をピーリングしていると思っていた人も多いでしょうが、
実際にはただのゲル化剤の固まりが出来ていただけ
b>なのです。
◎ツルツルすべすべのカラクリ
そしてお次に流したら妙にツルツルすべすべになるのがこのジェルの不思議なのですが、
これは超絶簡単に種明かしできます。
というのも理由は「成分」が全て物語ってます。
このジェルの「洗浄剤」と書いてある『ステアルトリモニウムクロリド』という成分は、
カチオン界面活性剤と呼ばれるもので本来は洗剤ではなく、
『柔軟剤』や『トリートメントの主成分』に使われているものです。
これを流してツルスベになるのは単純な話、
カチオン界面活性剤が皮膚に吸着してサラサラツルツルの質感を演出しているだけなのです。
(トリートメントと同じ原理で)
◎ウソばっかりのピーリングジェル
というわけでこいつ、
とんでもない極悪人です。
もちろんこいつも!!
↓ご覧のようにこちらも「カルボマー」と「ステアルトリモニウムクロリド」が大量配合です。
これだけじゃなくて世の中の「ピーリングジェル」というタイプの化粧品は殆どがこれです。
元々これは『ゴマージュ』と呼ばれるもので、
物理的吸着によって汚れを落とす『スクラブ』と似たようなものです。
スクラブははじめから汚れ吸着用の微粒子を一緒に配合している商品ですが、
ゴマージュはカルボマーの摩擦によって汚れを吸着する粒子を化学的に後から生成している感じですね。
ある意味ロゼットは名前が「ゴマージュ」なのでまだマシな気がしますね・・・
(デットクリアは完全にクロですが)
このようなゴマージュが全く効果は無いか?と言われるとそこまでは言いません。
このカスカスに汚れが巻き取られることである程度の洗浄効果が見込めるでしょう。
しかし問題なのはそれをちゃんと説明していないこと。
あたかもゲル化剤の固まりを老廃角質の固まりとでも言わんばかりに宣伝を行い、
多くの消費者に誤解を与えているのがこの商品なのです。
僕はこういうのをと呼んでまして、以前から注意喚起しています。
実際のところ
本場のケミカルピーリングですら皮が剥けるのは数日後です。
それを使ったそのときにボロボロ剥けるような商品が、
化粧品として世に流通するはずはありません。
つまりはじめからこの手の商品は何らかのトリックによって作られているものであったということなのです。
しかもこの商品の問題はこれだけではなく、、
実はこういったエセピーリング剤はかなり刺激が強いのです。
僕も念のためと思って丈夫な手の甲を使いましたが、
使用以降どうもヒリヒリを感じています・・・(T_T)
(そして何より、超臭い…これ顔でやったら耐えられないと思います;)
理由は上で紹介したエセピーリング剤の記事でも紹介しているのでよければご覧くださいm(_ _)m
というわけで今回のエントリーは以上です!
次回コラムは市販されている一応本物の「ピーリング剤」についてお話したいと思います(^^ゞ
<追記!>
GODMakeさんが本記事内容を動画解説付きで復刻して下さいました!
とても分かりやすい動画を作って下さっているので、
よろしければこちらもご一読&ご視聴ください!!
プロデュース化粧品第3弾 『Ceraveil Platinum Creansing Oil』 発売!!
(オンラインストアURL:)
→
→
→
かずのすけの新著 2/20日発売!!
→
→
→
かずのすけの独占インタビューが連載中!
→
かずのすけ監修のスキンケア講座、動画で配信スタート!
かずのすけのギャザリーまとめ記事はコチラ↓
かずのすけが四つ星&五つ星評価したアイテムをまとめています!
詳しい利用法について→
かずのすけが実際に使用しているオススメアイテムをまとめています!
定価で購入するより断然お安く買えるショップを選んでいるのでとってもお買得ですよ。
ぜひご利用ください!
かずのすけ公式Facebookページのいいね!もお待ちしてます!
※アメンバー限定です。
コメントや古すぎてAmeba検索でHITしないものも検索できます!
(バナー用画像↓ 加工OK!)
自滅するアルト
hello everyone
皆さんお盆休みはどの様にお過ごしですか
本来私は6日間連続休暇を取る予定でしたが
今月いっぱいで今の店舗が退店する事になり
休みが取れなくなりました
まぁ~別に良いんですけどね?
今日久し振りにblogの方で更新して
みました 一先ず本日は明日出庫の
アルトワークス、カローラフィルダー、新型アルファードの
磨き作業が完了し昼休憩中
この間の宿泊した朝食
伊万里牛 一皿2,500円 高い
呼子のイカ 甘くて美味かった
夜間照明
ホテル
さぁ~今日は遅出勤務のため昼間は
暑い? 外作業でした
残りの時間は涼しい事務所で処理業務へ
移行致します それでは残り5時30分
頑張って仕事しますか
Thank you for peta or nice ?